テンミニッツリーディング
テンミニッツリーディングの大前提は10分で占う事。これが枠組みになる。この制限の中で逆説的に可能性を見つけていく視点を持つと占術の技術向上に繋がると考える。
僕であればまずタロットを展開していく。タロットから得た情報を元に相談者に解決の提示を示していく。タロットから得た『情報』は未来予知であったり現段階では知り得ない情報でもある。言い換えるならばクライアントが自覚していない情報である。それが与えられる事で視点が変化していく。
10分という制限があるならばまずは相談者の問題に対する視点の変化を与える事が大切だと考える。現状では解決策が思い浮かばないから相談者が占者を訪れるからだ。傾聴して視点の変化を促す事もできるが10分では難しいのでまずタロットを展開して「情報」を得て視点変化を促す。
現代の占いの意義は心理カウンセリング的な側面も必要。しかし10分という制限の中では心理カウンセリングを充分に発揮できない。傾聴は難しい。心理カウンセリング的な側面はもうひとつあって「問題に対する視点の変化」である。
10分という中に「占い」の側面と「心理カウンセリング」の側面を同時に成り立たせる場合は「占いの定義のひとつ未知なる情報を先取りしてそれを元にして相談者の問題に対する視点の変化を促す」ことが軸となる、と考える。
