暗示
どうも。
「タロット占いもできる催眠術屋さん」のmionです。
今日は催眠についてのマニアックな考察です。
■催眠と暗示の関係性
筋肉硬直(カタレプシー)を起こさせる暗示を被験者に入れるとします。
「あなたの指はくっついてしまって離れない」などの暗示ですね。
この暗示が無意識領域に入りやすくするために顕在意識の判断する意識フィルターを下げるために催眠状態にします。
催眠状態にすることを催眠誘導と言います。
催眠状態は変性意識状態やトランス状態とも表される場合があります。ここではこれらの表す言葉が同じものだと思ってください。
指がくっついて離れないことなど暗示を入れてその反応が引き起こされることを催眠現象と言います。
つまり
- 催眠とは「暗示を入れやすくするためにトランス状態に導いていく」技術であり
- 暗示とは「無意識レベルにメッセージを入れてその反応を起こさせる」こと
だと定義することができます。
催眠術ではこの暗示を入れることのでが目的です。
逆に言えば催眠誘導せずトランス状態をつくらず暗示が入ればそれはそれでよいのですね。
ということは、催眠と暗示は関係性があるもののそれぞれ独立しているものとも言えます。
■メンタリズムと暗示
メンタリズムパフォーマンスで有名な演目は相手の選んだもの当てる(相手に選ばせる)などの「心理誘導」があります。
無意識に何かを選ばせる「暗示」を様々なテクニックで無意識に刷り込んでいきます。
(この様々なテクニックの中に催眠があります)
サブリミナル効果的な意味合いもありますね。
人が無意識レベルで暗示の影響を受けるというのは原理原則は同じです。
トランス状態にしなくても暗示の影響は与えられます。
暗示の刷り込みの原理原則を知っていれば催眠技法は特に必要ないのですね。
メンタリズムの観点から暗示を入れることはそこに催眠技法も含まれますが必ずしも催眠を利用しなくてもよいのですね。
以下、参考動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=jTwCMX5sUQU&feature=youtu.be
Derren Brown Conversational Hypnosis
■トランス状態と暗示
暗示を入れるのに必ずしもトランス状態は必要なく、暗示が作用するには原理原則があって、その原理原則に従って暗示を入れやすくする意識の状態をつくることができるのが催眠技法です。
暗示を入れるのに催眠技法(特に伝統的な催眠)は武道でいうところの型みたいなものだと言えますね。
暗示が入るための原理原則をわかりやすくしたのが催眠技法なのです。
暗示を入れなくてもトランス状態に人はなるだけでリラグゼーション効果がある場合があります。
暗示を入れないトランス状態は瞑想などのセルフケアで今では使われていますね。
■暗示が入る原理原則
これは様々な法則やテクニックで表されていますね。
現代催眠の言語テクニックやセールステクニック、ある特定の目的のためのコミニュケーションテクニック……様々なものがたくさんあります。
原理原則は同じなのでそこを理解しておけばアドリブで暗示を入れることは可能ですね。
原理原則については有名な参考文献は影響力の武器が教科書的に使えます。
今日も最後まで読んでくれてありがとうございます!(^^)/